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少女と男の奇妙な同居生活
第2章 はじまり

「目覚めたか?」
突然ドアが開かれ、声が聞こえて驚く。
声の聞こえる方に目をやるとそこにはスーツ姿の男が立っていた。
整った顔立ちと清潔感のある見た目が好印象だった
小屋の中にいた客の男がそこにいた。
体の自由が効かない中、声も上手く発せられない。
戸惑っていると男はわたしに近付いて
顔を覗き込む。
そして手を差し出し、わたしの頭と頬を撫でた。
「とりあえず、薬が切れるまで休んでな。
君にとって悪いことはないはずだから安心して。」
そう言い残して男は部屋を出て行った。

