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身代わりの夜
第14章 熱愛目出し帽
「鏡の向こうで古森が見てますよ。
 課長の恥ずかしい姿を、じっくり見てますよ」

「ああっ、言わないでっ」

 またしても胸が切なく締めつけられた。

 チームの目的のために懸命に働く青年が、すぐ隣りの部屋で休んでいるのだ。
 上司ともあろう三十路の女が、いったい何をやっているのだろう。

「ほら。自分でオマ×コひろげて、古森にもっとよく見せてやりな」

「ううううっ」

 囁かれるままに指をV字に広げた。
 ちぢれ毛を飾った肉唇が割れ、粘っこい汁が糸を引く。
 ぬらぬら光るサーモンピンクの粘膜の奥に、ひだの重なった膣穴が見えた。

「その穴に指を突っ込むんだ」

「そんな……」

 脳みそが赤く染まる。
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