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牝獣の哭く夜
第13章 すえたる菊
 肉孔のとば口で、軽く抜き差しした。
 亀頭が潜り込むと、まばらな毛を生やした左右の肉唇が絡みつき、抜き出る時は、雁で粘っこい白濁液がどろっと掻き出される。

「この花蜜のどろどろした粘り。ほんと、いやらしいな。
 ほらほら、いくらでも湧き出てくる。
 諏訪さん、あんたもよく見えるだろ」

「はぁン……だめっ、見ないでください……
 ああン、みちゃ、いやあんっ……」

 いつの間にか美貴の拒否の声にも、甘い吐息が混ざりだす。
 股間からは百合の花にも似た濃厚で甘い香りが漂ってくる。

「こんなに発情した匂いをさせて。
 よく恥ずかしくないな。
 マン汁もどんどん白く粘ってきて、とろろ汁みたいじゃないか」

「う、嘘よ……はぅン……そんなの、あン、嘘ですぅ……
 あっ、ひあああっ」

 悩ましい叫び声が響く。
 バイブを一気に最奥まで突っ込んだのだ。

「ひいいいっ……だめっ、だめですっ……
 こんなの、だめえええっ……」

 突き当りの膣奥にグンと当たったまま、ディルドの先端が子宮口をえぐるような淫らな振動をはじめた。

 沼田が電動スイッチを入れのだ。
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