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牝獣の哭く夜
第15章 もうひとつの未来
 怒張を吐き出し、我を忘れて叫ぶ。

「あ、あ、あああっ、もう駄目っ。
 イッちゃいますうっ……な、なっ、ひいい……」

 手放しで泣きじゃくる。

 最後の瞬間に、またも淫具を抜かれたのだ。
 目の前にぶら下がったアクメが無慈悲に去ってゆく。
 内腿を伝い垂れる粘液が口惜し涙のようだ。

「はああっ……ぬ、抜かないでっ……
 お願いっ、抜かないでええっ!」

 もはや、恥も外聞もない。
 みじめすぎる哀願を繰り返した。

「気をやりたいのかよ」

 沼田の問いに、美貴はがくがくと美貌を頷かせた。
 アクメへの渇望でおかしくなりそうだ。
 諏訪部長の前だという意識も薄らいでいた。

「諏訪部長のチ×ポはそのままにして、自分だけイキたいってことか」

「……ごめんなさい……ああ、ごめんなさい……」

「そんなにイキたきゃ、そのいきり立ったチ×ポを使ってイケよ」

「……え?」
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