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牝獣の哭く夜
第7章 彼女の靴下
鏡の中では、片桐が美麗な肉房を好き放題にしていた。
「諏訪部長にも、このオッパイをこうやって揉ませたのかね。どうなんだ? このいやらしい裸で、部長に取り入ったんだろうが」
筋張った指が小さめの上品な乳輪にそって円を描き、ゆっくりと先端に近づいていく。
「やめてください。諏訪部長とは、そんな関係じゃありません」
「嘘をつけ。わが社の仕事を横からかっさらっておきながら、ぬけぬけと。諏訪部長にどんなサービスをしたんだ。股を開いたのか。尻を差し出したのか」
「そんなこと、するわけないじゃないですか。諏訪部長に失礼です。ソレムニティの設計コンペは公正な審査……あッ」
ツンと上向いた乳首をつままれて、美貴の背筋がビクンと反り返った。
「感じてるのか?」
「感じてなんかいませんっ! 無理やり触られて、感じるわけないでしょう!」
そう言いながらも、美熟女の裸身は妖しくくねる。
しなやかな脚がくの字に折れて、ぴんと伸びたつま先がむなしく床を掻いた。
片桐は図に乗って、くにくにと指先を動かす。
尖りだした桜色の実を引っ張られると、
「あン」
鼻にぬけるような声があがった。
「今、いやらしい喘ぎが聞こえなかったかね」
「……く、くすぐったいだけです」
「でも、ほら、チクビがどんどん硬く尖ってきているじゃないか」
「知りませんっ」
首を振ったが、感じているのは明らかだった。