この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
牝獣の哭く夜
第7章 彼女の靴下

 豊かな乳肉の平手打ちが、痺れるような快感だった。

 まともに相手にもされなかった上司に、ずっと好きだった女に、こんなことが出来るなら、悪魔にでも魂を売る。

 沼田にとって、今回の計画を持ちかけられたのは、メフィストフェレスの誘惑に等しかった。

(うおお。美貴さん、すごいよ。気持ちいいよ)

 美貴の口惜しげな喘ぎ声を聞きながらこうしているだけで、暴発しそうである。

 さきほど、美人上司のフェラをなんとか耐えられたのは、美貴が意識を失っている間にトイレで一発抜いた上、早漏防止スプレーで予防していたためだった。

 それでも、沼田の仕事ぶりをねぎらって嫣然と微笑んだあの唇が、こんな臭くて汚いペニスを舐めしゃぶっているのかと思ったら、スプレーで感度が鈍くなっているにもかかわらず、あやうく誤射するところだった。

 ――沼田さんも、ご苦労さまでした。

 宴席での温かい言葉と輝くような笑顔。
 その時の、切ない胸のときめきを思い出す。

(俺みたいな男にも、あんな笑顔を見せてくれるんだ)

 不細工な顔と豚のような肥満体。
 性格も悪く仕事もできない男が、女にもてるわけがない。

 恋愛体験は皆無だった。

 セックス歴もみじめなもので、これまでの人生で接することができたのは、金で贖った安っぽいソープ嬢だけ。

 沼田にとって、沢村美貴はどう足掻いても手の届かない高嶺の花であった。

/369ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ