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処女(はじめての)寝取らせ/貸し出された若妻
第2章 あの日①/拒絶

一年前から、ずっと、毎日―――
淫らなミキの姿を妄想しているとタツヤは言った。
「理解はできないだろうけど――世の中にはいるんだよ、俺みたいに寝取らせ願望に取り憑かれた男が。好きな女を抱かせたい、汚されたいって男がさ」
お願い、お願いだ、見たいんだ――――
非常識で理不尽な願望。
玩具をねだる少年のような目で何度も叫ぶ。
「いいかげんにして!」ミキの手がバンッとテーブルを叩く。
食卓に緊張が走り、タツヤの肩がビクンと跳ねた。
「何かと思えば、変な事ばかり言って!真面目に聞いて損したわ」
「おい……だから怒るなって言っただろ。俺は真面目に――」
「怒ってない、呆れてるの!悪いけど、そんなお願い到底受け入れられません。無理、絶対に」
嫌い、大嫌い―――と言い残し、ミキは食卓から姿を消した。

