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官能書道/筆づかい
第4章 揮毫
 涼子の舌が鹿島の口内を犯しでもするかのように、奔放に動く。

 顔を右に向け、左によじり、鼻と鼻がこすれ合い、潰れるのもいとわず、夢中で鹿島の舌を貪ってくる。

 そのまま、ひしと鹿島にしがみつき、乳房をひたむきに押しつけてきた。

「……してっ……涼子をめちゃくちゃにしてっ……」

 耳元で切なくささやく。

 気品ある書道家の堰を切ったような求めに、鹿島も情熱で応じる。

 あぐら座りの膝の上に、二十八歳の瑞々しい裸身を後ろに抱いた。

 ペニスが張りのある尻肉でこすられる。

 さっきからの女体焦らしで、こちらも焦らされ切っていた勃起肉は、尻肌の刺激に敏感に反応した。

「くううっ」

 思わず快感の呻きが漏れるほどの甘美な刺激だ。
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