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逆転満塁ホームラン!
第8章 グッバイオオサカ

……そうなんだよねえ。

総司やチワワ先輩や柳君達は──皆、優しいんだけど一言多いというかクセが強い。

天草に限っては心配されてるっていう自負も無いから単にクセが強い我儘男というイメージだけど他に関しては別だ。


ナイン組の他のメンバー二人も、うん。

クセが強い。


普通なのは私がウィングスの中でお兄ちゃんだと勝手に思って勝手に慕っている内海さん。

そりゃ誰か一人……特に最年長にマトモな人を置いていないとウィングスのチームワークはグダグダになるだろう。

我が強いのは良い事だけど、誰にも理解出来ない我の強さは仕事でもプライベートでも時に仇となる。


「詳細は聞いた?」

「はい。マネージャー業務をチワワ……じゃなくて千葉さんから受け継いで、千葉さんは広報の業務に専念するんですよね?」

「まあ、人のあだ名を本人の前で言う蒼井のその神経が理解できないけどそんな感じ。」


「……。マネージャー業務っていうのは、私一人でするんですかね?」

「一応、今オレが補佐で使ってる奴達が二人居るけど蒼井が来るにあたってデカイ人事異動することになってるから、どうなるかはオレもまだ……。」

「とりあえず今からウィングス・トート・ドーム行くから。そこに本元のWWCの会長代行が来るから、その時に話しするってなってる。」


──そんなに大掛かりな話しなんだ。

てっきりウィングスを見ている部署の中で一番エライ人が来るとか、そういうレベルの話しだと思ってたのに……。

会長代行なんて実質のナンバーツーだ。ああ、なんか色々出てきそうな気分。

「お、いたいた。」

と急に笑顔になったチワワの目線の先にはダルそうに助手席に座る天草と……運転をしているのは柳君、か。

先程までの面倒臭そうな雰囲気とは一転、元気ハツラツな彼は重いボストンを持ってると言うのに元気よく彼達の居るアルファードの後部座席に乗り込んだ。

……勿論、私のことは置いて。


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