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逆転満塁ホームラン!
第12章 半端ない週刊誌

「大丈夫なの?これって吉瀬ちゃんじゃないよね…?」

「私だけど大丈夫だよ。」


「……ッ、マジで言ってんの?オレ、信じたくないけん。動画も見たけど相当エグかったばい。」

「……。」


「球団には言ってる?」

「実は──。」

煙草に火を付けてから、ゆっくりと間違いがないように昨日起こった事を松本さんに話してみた。

天草に言えば『他球団の選手にそんな事言わんでええねん!』なんてまーた怒られそうだけど、こんなニュースを見て現実を知って……誰かに何か言わないとしんどくなってしまいそう。

きっと総司からの電話の内容もこれだろう。

私の知り合いで私がウィングスの吉瀬ちゃん、で有ると云う事は彼以外知らないんだし。


「……じゃあ、吉瀬ちゃんがどうするかはまだ未定ってこと?被害届を出すとか出さないとか。」

球場に着いたのかな…?車のドアを閉める音が聞こえた。


確か広島は今日、マツダスタジアムで阪神との試合だった気がする。ウィングスはホームだから東都ドームでジャイアンツとの試合だ。

「そうやね。昨日もチワワ先輩としか話してないし……というか私にも詰め甘い部分有ったの確かやからさ」

「はあ?そんな事無いやろ。吉瀬ちゃんは何も悪くないよ。だって勝手に薬のませて気を失わせたのはあのブッッサイクな男達じゃけえ。」


電話越しの松本さんが、ここまで怒っている声を聞くのは初めてだ。

いつも温和なイメージが有ったからこそ余計に『彼もここまで怒るんだ』と私自身に冷静な判断力を取り戻させてくれる。



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