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逆転満塁ホームラン!
第18章 夢の高級ホテル
──ほどなくして笑いが収まると、それを待ち構えていたかの様に照明が明るくなる。
そして、誰からと云う事もなく体育会系のノリなのかウィングスのノリなのか……キスコールが始まった。
「えっ、ちょっ…!」
勧められた酒を吐かずに全部飲みきっている天草は何気に絶好調だと思う。
私の手を取りスクリーンの真ん中に無理矢理立たせると、ヒュー!!なんて云う煩い口笛の音なんか気にせずに少しだけ腰をかがめて、私の頬にキスをした。
「…………ッ!!」
これぞシャッターチャンスとばかりに、沢山のフラッシュが焚かれてやっぱり目立つ事に慣れていない私は恥ずかしくて、どうにかなってしまいそう。