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two roses & a lily
第8章 ハイスクール時代


ジョンは昨日一睡もしていないような口振りだったし、精神的にも疲れていたんだろう。

僕の言葉に返事することもなく眠りに落ちた。


退行から覚めたのかどうかはわからない。なるべく早くにカールに診てもらう必要があった。

カールに電話して、とりあえずジョンが見つかったことを伝えたが、診療はとっくに終わっている時間だった。
今日は1人にしないようにして、なるべく刺激せずに過ごし、明日朝一に診療に来るように言われた。

メアリーにはどれだけジョンに思い入れているのかと、少しやっかまれたが、治療初日でこれだ、気を抜くわけにはいかないのだと説得した。


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