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Eternal
第6章 Reunion-再会-

俺の放った言葉が少し、いやかなり気に喰わなかったような彼女は唇を細い人差し指でプツッと押しながらぶつぶつと文句を放つ。
「もうこっちはとっても恥ずかしかったのに……」
そして俺の隣りから立ち上がると出かける用意をしにリビングから姿を消してしまう。機嫌を損ねた彼女もまた可愛らしい―― そう思った俺はなぜだろう? テーブルの上のペットボトルを手に持ち受け口を再び見つめる。
ここに先に彼女が唇を当てて、そして俺が後でこの個所に唇を重ねた。
キスをするという別の言葉で唇を重ねるという言い方もある。直接ではないが俺と彼女は唇を重ねた。彼女は敏感に反応をしたが、俺は今になってだった。
口元を片手で軽く押さえて隠す。直接ではなくても、間接的な触れ合いだったとしても、なぜだか恥ずかしいと感じたのだ。それも彼女に教えられてかなり後になってから。
彼女はまだ部屋で出掛ける用意をしているのだろう。服を選んで女のことだ。色々と鞄に詰め込むものもある。そしてその後には洗面所へ行ってメイクをしたり髪の毛のセットをしたりと、なかなか面倒なことをする。しかしまあ、それが女というものだ。と、養育者もあの夜の時の男も言っていたような気がする。
「ということは、まだまだここに来るには時間がある……」
俺は今、とてつもなく変態まがいのことをしようとしている。自分でもそう思っている。しかし一度生じた衝動を今、抑えることができなかった。
手に持ったペットボトルの受け口をゆっくりと自分の唇の方へと誘っていく。ここに彼女の唇が触れていた。もしかしたら既に俺の分泌液で消えているかもしれないけれども、確かに彼女の身体の一部分が触れていたその個所へ、もう一度触れたいという衝動が……
ペットボトルの底にはほんの少しだけ水が残っている。それも一滴足らずといったところか。それでも俺は喉さえも潤さない、果たして口内へ入ってくるかも分からないその水を自身の中へ注ぎ込みたかった。
ペットボトルの受け口に唇を当てる。これは恐らく俺の妄想だ。何となく彼女の香りが口内に広がったような気がした。
このような触れ方が物足りない。彼女の全てを俺のものにしてみたい、まだ早いだろうか? いや、早すぎるに違いない。急がば回れという言葉もある。
ゆっくりと、焦らずに彼女を俺のものに、俺のことしか考えられないようにしたい――
「もうこっちはとっても恥ずかしかったのに……」
そして俺の隣りから立ち上がると出かける用意をしにリビングから姿を消してしまう。機嫌を損ねた彼女もまた可愛らしい―― そう思った俺はなぜだろう? テーブルの上のペットボトルを手に持ち受け口を再び見つめる。
ここに先に彼女が唇を当てて、そして俺が後でこの個所に唇を重ねた。
キスをするという別の言葉で唇を重ねるという言い方もある。直接ではないが俺と彼女は唇を重ねた。彼女は敏感に反応をしたが、俺は今になってだった。
口元を片手で軽く押さえて隠す。直接ではなくても、間接的な触れ合いだったとしても、なぜだか恥ずかしいと感じたのだ。それも彼女に教えられてかなり後になってから。
彼女はまだ部屋で出掛ける用意をしているのだろう。服を選んで女のことだ。色々と鞄に詰め込むものもある。そしてその後には洗面所へ行ってメイクをしたり髪の毛のセットをしたりと、なかなか面倒なことをする。しかしまあ、それが女というものだ。と、養育者もあの夜の時の男も言っていたような気がする。
「ということは、まだまだここに来るには時間がある……」
俺は今、とてつもなく変態まがいのことをしようとしている。自分でもそう思っている。しかし一度生じた衝動を今、抑えることができなかった。
手に持ったペットボトルの受け口をゆっくりと自分の唇の方へと誘っていく。ここに彼女の唇が触れていた。もしかしたら既に俺の分泌液で消えているかもしれないけれども、確かに彼女の身体の一部分が触れていたその個所へ、もう一度触れたいという衝動が……
ペットボトルの底にはほんの少しだけ水が残っている。それも一滴足らずといったところか。それでも俺は喉さえも潤さない、果たして口内へ入ってくるかも分からないその水を自身の中へ注ぎ込みたかった。
ペットボトルの受け口に唇を当てる。これは恐らく俺の妄想だ。何となく彼女の香りが口内に広がったような気がした。
このような触れ方が物足りない。彼女の全てを俺のものにしてみたい、まだ早いだろうか? いや、早すぎるに違いない。急がば回れという言葉もある。
ゆっくりと、焦らずに彼女を俺のものに、俺のことしか考えられないようにしたい――

