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サイドストーリー9
第1章 素肌のままで
神戸に来て、一緒に生活するとほんの些細なことがお互いに気になったりすることがある。
ケンカまではいかないけど、主張をしあうことはある。
でもまぁ、人生初めての同棲はまずまず上手くいっていると言っていい。
なんて、満足げに夕飯を作っていたら、ふとあることに気が付いた。
ケンカしないんじゃない———
ケンカにならないように三浦さんがいつも先に上手く譲ってる?
そう考えだしたら、ここ数か月の三浦さんの言動を次々と思い出した。
夕飯を作る手を止め、テレビを消してソファーに座り込む。
う〜ん。考えれば考えるほど、三浦さんが上手く
私が嫌な気持ちにならないように立ちまわっている・・・
「ただいまー」
何時間考えていたのか、三浦さんが帰って来ちゃった。
まずい!夕飯の用意が途中だ!
「あれ?まみちゃん?まみちゃんおる?」
電気もついていない部屋にびっくりしたようで
バタバタと玄関から入ってきた。
「お帰りなさい」
真っ暗な中でソファーに座り込む私にさらにびっくりしたようで
「なんかあったん?」
と、電気をつけて隣に座り込んだ。
「う〜ん。あったというか、気が付いたというか・・・」
「な、何に?」
「三浦さんとケンカしないな〜と」
ケンカまではいかないけど、主張をしあうことはある。
でもまぁ、人生初めての同棲はまずまず上手くいっていると言っていい。
なんて、満足げに夕飯を作っていたら、ふとあることに気が付いた。
ケンカしないんじゃない———
ケンカにならないように三浦さんがいつも先に上手く譲ってる?
そう考えだしたら、ここ数か月の三浦さんの言動を次々と思い出した。
夕飯を作る手を止め、テレビを消してソファーに座り込む。
う〜ん。考えれば考えるほど、三浦さんが上手く
私が嫌な気持ちにならないように立ちまわっている・・・
「ただいまー」
何時間考えていたのか、三浦さんが帰って来ちゃった。
まずい!夕飯の用意が途中だ!
「あれ?まみちゃん?まみちゃんおる?」
電気もついていない部屋にびっくりしたようで
バタバタと玄関から入ってきた。
「お帰りなさい」
真っ暗な中でソファーに座り込む私にさらにびっくりしたようで
「なんかあったん?」
と、電気をつけて隣に座り込んだ。
「う〜ん。あったというか、気が付いたというか・・・」
「な、何に?」
「三浦さんとケンカしないな〜と」