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サイドストーリー9
第10章 カウントダウン
じっと電話を眺めていると急になりだした電話は里香からで
「どした?」
何かあったのかと、急いで電話に出る。

「ううん。なんか電話を切った後さみしくなっちゃって」

そんな里香が可愛くて
そのことを素直に言ってくれることに嬉しくて
小さく笑えば

「笑ったな!」

と少しむくれる里香が安易に想像できる。

「明日、朝一番で会いに行くよ」

そう言えば

「ずっと一緒にいられればいいのに」

そんな可愛いことを言う。

「なに?それってプロポーズ?」

茶化して言えば

「え?え?え?え?ちがっ」

慌てた里香も可愛くて
もう少しからかおうとしたけど

「うん。プロポーズは俺にさせて」

そう本音がつい口から出た。

「そうく・・・ん」
「ちゃんと俺がするから、待ってて」
「うん」

「まださみしい?」
「さみしく・・・ない」
「よかった」

「おやすみ」
「おやすみ」

「またあした」


END****

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