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サイドストーリー9
第12章 永遠の番い
悟に恋い焦がれ
悟だけを愛し
悟の忘れ形見を大事に育ててきた。
その人生も終わろうとしている。
霧となった悟にあの世で会えるのだろうか。
「来世では、普通の人間の親子として会いましょう」
息子は静かに泣いていた。
あなたが天寿を全うする950年間
私は、そっと転生を願って待っているわ。
悟。
あなたが自分の弱さと象徴した息子は
私の強さの象徴でした。
あなたの思い出だけを抱いて人生を全うしました。
ありがとう。
来世でも、永遠の番いに―――
END****
悟だけを愛し
悟の忘れ形見を大事に育ててきた。
その人生も終わろうとしている。
霧となった悟にあの世で会えるのだろうか。
「来世では、普通の人間の親子として会いましょう」
息子は静かに泣いていた。
あなたが天寿を全うする950年間
私は、そっと転生を願って待っているわ。
悟。
あなたが自分の弱さと象徴した息子は
私の強さの象徴でした。
あなたの思い出だけを抱いて人生を全うしました。
ありがとう。
来世でも、永遠の番いに―――
END****