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サイドストーリー9
第15章 約束のピンキーリング②

新田常務の奥様の洋子さんが今日は同窓会だというので夕飯がないらしい。
「加賀、飲みに行こうぜ」
きっと夕飯を作っておくという洋子さんを『そんなこといいから楽しんで来いよ』なんて送りだしたんだろう。
「え?ヤだよ。今日は由布子さんと外食の予定だから」
加賀部長はそっけない。
「武田さんを誘えよ」
「イヤですよ。森川、昨日帰国したばっかりですよ?」
「じゃぁ、森川くんも誘うか!」
「・・・・イヤです」
「社内にばらすぞ?」
「何パワハラしてんですか・・・・」
「俺は帰るからな!」
全く、仕事以外ではいつまでたっても学生のような会話をして
三人でエレベーターに乗り込んだ。
数階下でエレベーターは止まってポンと言う小さな軽快音とともにドアが開く。
「ん?」
目の前の光景は、経管の岡本主任がウチの中村さんを抱きしめているところで・・・
岡本主任は腕の中から抜けだそうとする中村さんをさらにギュッと抱きしめた。
「俺たち乗らないのでどうぞお先に」
と、岡本主任はしれっと中村さんを抱きしめたまま言った。
静かに閉まるドアに新田常務と加賀部長は笑いをこらえていて
私は小さくため息をついて目をつぶった。
「加賀、飲みに行こうぜ」
きっと夕飯を作っておくという洋子さんを『そんなこといいから楽しんで来いよ』なんて送りだしたんだろう。
「え?ヤだよ。今日は由布子さんと外食の予定だから」
加賀部長はそっけない。
「武田さんを誘えよ」
「イヤですよ。森川、昨日帰国したばっかりですよ?」
「じゃぁ、森川くんも誘うか!」
「・・・・イヤです」
「社内にばらすぞ?」
「何パワハラしてんですか・・・・」
「俺は帰るからな!」
全く、仕事以外ではいつまでたっても学生のような会話をして
三人でエレベーターに乗り込んだ。
数階下でエレベーターは止まってポンと言う小さな軽快音とともにドアが開く。
「ん?」
目の前の光景は、経管の岡本主任がウチの中村さんを抱きしめているところで・・・
岡本主任は腕の中から抜けだそうとする中村さんをさらにギュッと抱きしめた。
「俺たち乗らないのでどうぞお先に」
と、岡本主任はしれっと中村さんを抱きしめたまま言った。
静かに閉まるドアに新田常務と加賀部長は笑いをこらえていて
私は小さくため息をついて目をつぶった。

