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サイドストーリー9
第16章 蛍の想ひ人③
「信之」
優しく俺の名前を呼ぶその声に嬉しさをかみしめてゆっくりと目を開ける。
「由布子さん」
「お待たせ」
「いや・・・俺も『いま』来たところ」
6年間のその想ひは全てこの瞬間に溶けていくようだった。
そう。「いま」来たところ。
俺たちのこれからは「いま」から始まる。
向かいに座った由布子さんの手を取ってその指先にキスをする。
「ちょっと」
少し恥ずかしそうに手を引っ込めようとする由布子さんに
俺は逆に手を引っ張る。
「世界中に見せびらかしたいんだ。俺の恋人を」
「・・・・」
「由布子さん、メリークリスマス」
「信之、メリークリスマス」
俺は再びその指先にキスを落とした。
END*****
皆様メリークリスマス!
素敵なクリスマスをお過ごしください☆
優しく俺の名前を呼ぶその声に嬉しさをかみしめてゆっくりと目を開ける。
「由布子さん」
「お待たせ」
「いや・・・俺も『いま』来たところ」
6年間のその想ひは全てこの瞬間に溶けていくようだった。
そう。「いま」来たところ。
俺たちのこれからは「いま」から始まる。
向かいに座った由布子さんの手を取ってその指先にキスをする。
「ちょっと」
少し恥ずかしそうに手を引っ込めようとする由布子さんに
俺は逆に手を引っ張る。
「世界中に見せびらかしたいんだ。俺の恋人を」
「・・・・」
「由布子さん、メリークリスマス」
「信之、メリークリスマス」
俺は再びその指先にキスを落とした。
END*****
皆様メリークリスマス!
素敵なクリスマスをお過ごしください☆