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サイドストーリー9
第19章 素肌のままで②
「私は白浜へ行ったことないよ・・・」
「うん。だからまた行こう、って」
「だから!その『また』って、なに?私は初めてなんだってば!」

「あ~・・・・・もしかして」
「なに?」
「『また』って方言?」
「え・・・」

三浦さんは苦笑いをして私を抱きしめた。

「ん~『また』って1度も行ったことなくても
今度行こう、って意味あいでも使うから」

「1度も行ったことがなくても?」
「うん」
「そう、な、の?」
「うん。俺、アドベンチャーワールドに行くの子供の時以来やもん」

そう言って私を安心させるようにニカッと笑った。

「そうなんだ。ごめんなさい」
「1つ1つ。今みたいに正直に話してお互いに誤解を解いて行こな」
「はい」

「で。正直に言うと今の話で1つだけムっときた言葉があるんやけど」
「え?」
「横浜に『帰った時』って言ったよなぁ?」
「あ・・・」

「これは方言でも何でもないやんな?まみちゃん?」
「・・・」

「真美ちゃんにとってまだ『帰る』のは横浜なん?」

目に見えるようにシュンとした顔をして
今度拗ねているのは三浦さん。

「ふふ。横浜弁ですよ。遊びに行くって意味です」

そう嘘をついて三浦さんの頬にチュッっとした。

「ふ~ん。今回は騙されてやる」

私たちはキッチンで熱い熱いキスをした。

END****


おまけ****

「ほな、今度の日曜日に一緒に行こうな」
私が真似をした関西弁を

「何それ」
と 三浦さんは笑った。

「私も三浦さんのまねをして関西弁をしゃべってみました」
「あ~。真美ちゃんめっちゃ可愛い!」

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