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サイドストーリー9
第25章 乙女☆大作戦②
「はい。お誕生日プレゼント」
私は用意したA4サイズの薄い包みを渡す。
「開けていい?」
「うん」
「うわ。これも・・・びっくりした」
それは月の土地の権利書で。
「連名で一区間買ったの」
「うん」
「いつの日か月に旅行に行かれる日が来たら一緒に行こう!」
「ずいぶん先の話だな」
そう言う山崎の顔はすごく嬉しそうで
「月の旅行が普通になるまで別れちゃだめよ」
「うん。この土地を一緒に見に行かないとな」
「そのための連名だもん」
「そんなのが普通になるのは・・・50年、いや100年先かも」
「例え何年先だって。ずっと一緒にいるんだから問題ないじゃない。
それが200年先でも」
「そう、だな。200年後に一緒にこの土地を見に行こう」
「2人でね」
「2人で」
ずっと一緒にいよう。
月に旅行ができる時まで。
それがたとえ200年後でも―――
「お誕生日おめでとう」
「200年後も美咲がお祝いして」
「まかせときなさい」
私たちは200年後に繋がるキスをした。
END***
私は用意したA4サイズの薄い包みを渡す。
「開けていい?」
「うん」
「うわ。これも・・・びっくりした」
それは月の土地の権利書で。
「連名で一区間買ったの」
「うん」
「いつの日か月に旅行に行かれる日が来たら一緒に行こう!」
「ずいぶん先の話だな」
そう言う山崎の顔はすごく嬉しそうで
「月の旅行が普通になるまで別れちゃだめよ」
「うん。この土地を一緒に見に行かないとな」
「そのための連名だもん」
「そんなのが普通になるのは・・・50年、いや100年先かも」
「例え何年先だって。ずっと一緒にいるんだから問題ないじゃない。
それが200年先でも」
「そう、だな。200年後に一緒にこの土地を見に行こう」
「2人でね」
「2人で」
ずっと一緒にいよう。
月に旅行ができる時まで。
それがたとえ200年後でも―――
「お誕生日おめでとう」
「200年後も美咲がお祝いして」
「まかせときなさい」
私たちは200年後に繋がるキスをした。
END***