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サイドストーリー9
第26章 恋のばんそうこう
大学4年から付き合った白木とはもう付き合って5年になる。
近頃アイツは出張が多くてデートもろくに出来ない。

バレンタインも出張
お互いの誕生日も出張
クリスマスまで出張だった。

仕事は楽しそうで何よりだけど
このままこの人と一緒に居ていいのかな?
なんてたまに考える私がいる。

久しぶりに大学時代の友人との飲み会もアイツはいない。

柳下が私に気を使って「白木は近頃すごい頑張ってるな!」なんて言うけど
私は苦笑いでごまかす。

お互いに惰性で付き合っているなら・・・・
将来がないなら、そろそろ別れたほうが良い。

出張だらけの恋人とほんのたまに会って将来の事もゆっくり話せない関係なんて続けていても意味があるのか。

シトシト降り続ける梅雨の空の様に、私の心もジメジメしていた。

「悪い。遅れた」

そう言って、夏物のスーツのジャケットを脱いで、Yシャツを腕まくりしながら
ドカッと何も言わずに私の横に座り込んだ。
「白木!」
今日帰ってくるなんて聞いてない。
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