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サイドストーリー9
第26章 恋のばんそうこう
「え?いいの?」

気持なんか、いい加減なもので
プロポーズをしてくれたと分かったら
今までの会えなくて寂しい気持なんか吹き飛んだ。

「結婚したい!結婚したい!白木と結婚したい!」

思わず、大きな声を出した。

「俺も。ずっと幸せにするから」

そう言って白木は私の肩を抱き寄せた。

酔ってそれぞれが勝手に話していたと思っていた友達は、一斉にこっちを向いていて
何が起こったのかを瞬時に察知して、口々にお祝いを投げかけてくれた。

「なぁ?今行って来た韓国では七夕の雨は日本と違う意味なんだって」
「え?」
「七夕の雨はやっと会えた2人が嬉しくて流している雨なんだってさ」

そう言って、白木は涙ぐむ私の目元を優しくぬぐった。

END*****

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