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サイドストーリー9
第27章 花の咲くころ
「駿ちゃん、今日のお休みはなんの映画を見る?」
近頃の私たちはあまり出掛けることもなく、家で映画やドラマを見る。
「出かけよう」
駿ちゃんはそんな風に言ってくれるけど、
私は二人で家にいられれば幸せ。
「う~ん。花の好きなやつでいいよ」
いつもと同じ答えで、二人掛けのソファーに腰掛ける。
はじめはおやつを食べたり、紅茶を飲んだりしていたけど
駿ちゃんは夕方からビールを取り出して飲み始めると
日ごろの疲れからか、ウトウトとしだして
ソファーのひじ掛けにひじをついてうたた寝した。
私はそっと駿ちゃんのあたまを私の膝の上に乗せる。
私の膝に掛かっていたブランケットを駿ちゃんにかけて
そっと髪をなでる。
いつもは整髪剤を付けているその髪は、今日は何もつけてなくて
洗いっぱなしの髪をなでると、こんな姿を見ることができるのは私だけなんだ。とうれしくなる。
すでにつけっぱなしのテレビは私も見てなくて
私の膝枕で寝ている駿ちゃんのほほに小さくキスをした。
近頃の私たちはあまり出掛けることもなく、家で映画やドラマを見る。
「出かけよう」
駿ちゃんはそんな風に言ってくれるけど、
私は二人で家にいられれば幸せ。
「う~ん。花の好きなやつでいいよ」
いつもと同じ答えで、二人掛けのソファーに腰掛ける。
はじめはおやつを食べたり、紅茶を飲んだりしていたけど
駿ちゃんは夕方からビールを取り出して飲み始めると
日ごろの疲れからか、ウトウトとしだして
ソファーのひじ掛けにひじをついてうたた寝した。
私はそっと駿ちゃんのあたまを私の膝の上に乗せる。
私の膝に掛かっていたブランケットを駿ちゃんにかけて
そっと髪をなでる。
いつもは整髪剤を付けているその髪は、今日は何もつけてなくて
洗いっぱなしの髪をなでると、こんな姿を見ることができるのは私だけなんだ。とうれしくなる。
すでにつけっぱなしのテレビは私も見てなくて
私の膝枕で寝ている駿ちゃんのほほに小さくキスをした。