この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー9
第27章 花の咲くころ
「駿ちゃん、今日のお休みはなんの映画を見る?」

近頃の私たちはあまり出掛けることもなく、家で映画やドラマを見る。
「出かけよう」
駿ちゃんはそんな風に言ってくれるけど、
私は二人で家にいられれば幸せ。

「う~ん。花の好きなやつでいいよ」

いつもと同じ答えで、二人掛けのソファーに腰掛ける。

はじめはおやつを食べたり、紅茶を飲んだりしていたけど
駿ちゃんは夕方からビールを取り出して飲み始めると
日ごろの疲れからか、ウトウトとしだして
ソファーのひじ掛けにひじをついてうたた寝した。

私はそっと駿ちゃんのあたまを私の膝の上に乗せる。

私の膝に掛かっていたブランケットを駿ちゃんにかけて
そっと髪をなでる。

いつもは整髪剤を付けているその髪は、今日は何もつけてなくて
洗いっぱなしの髪をなでると、こんな姿を見ることができるのは私だけなんだ。とうれしくなる。

すでにつけっぱなしのテレビは私も見てなくて
私の膝枕で寝ている駿ちゃんのほほに小さくキスをした。

/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ