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サイドストーリー9
第27章 花の咲くころ
「ピンポーン」
大きく鳴ったチャイムのインターフォンを見れば夢ちゃんで
寝ているはずの駿ちゃんは「ちっ」と舌打ちした。
駿ちゃん!寝てなかったの!
大きく鳴るチャイムの無視を決め込んだように3回まで無視したんだけど
4回目が鳴った時に大きくため息をついて駿ちゃんが身体を起こした。
インターフォンをとると
「留守です!」
と、乱暴に言うとその向こうで夢ちゃんが
「ばかなこと言ってないで開けなさいよ!こっちは合鍵で入ってもいいのよ!」
と、同じく怒鳴った。
その後ろで申し訳なさそうに篠塚さんが
「ごめん」
とジェスチャーした。
「花?合鍵を夢に渡したの?」
「うん。何かあった時のために」
「いいか?夢には渡したらだめだ」
「なんで?」
「何でもだ!」
まったく!
楽しい週末の夜が台無しだ!
END***
大きく鳴ったチャイムのインターフォンを見れば夢ちゃんで
寝ているはずの駿ちゃんは「ちっ」と舌打ちした。
駿ちゃん!寝てなかったの!
大きく鳴るチャイムの無視を決め込んだように3回まで無視したんだけど
4回目が鳴った時に大きくため息をついて駿ちゃんが身体を起こした。
インターフォンをとると
「留守です!」
と、乱暴に言うとその向こうで夢ちゃんが
「ばかなこと言ってないで開けなさいよ!こっちは合鍵で入ってもいいのよ!」
と、同じく怒鳴った。
その後ろで申し訳なさそうに篠塚さんが
「ごめん」
とジェスチャーした。
「花?合鍵を夢に渡したの?」
「うん。何かあった時のために」
「いいか?夢には渡したらだめだ」
「なんで?」
「何でもだ!」
まったく!
楽しい週末の夜が台無しだ!
END***