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先生と生徒~15年待った分……
第2章 オンナの落とし方
マンションの前に着き、まだ戸惑いが隠せない彩音を降ろすと、姿が見えなくなるまで暁斗は見送った。

そして……

「よし、住所ゲット…!」

手際よくカーナビに彩音の家を登録した。
そしてカフェで聞いた職場も同様に登録を済ませた。

暁斗は帰路につきながら今後の作戦を練った。

「あの子は昔から嫌だとかダメだとか言えないやつ…。男慣れもしていない。となると、気持ちをしっかり伝えて、全力で優しさで包んでやればイケるんじゃねぇか」


家に着き、暁斗は遊び仲間だった修平に電話した。

「あき、久しぶりじゃんー!!どした、いきなり!」

「いやー、久しぶりに彼女ができそうで、考えてたら修平と話したくなってよ」

「お、彼女ってことは寄ってきたやつじゃなくてお前からオトシにかかるタイプのほうか。今度はさすがに趣味を封じて優しくしてやんなよ?」

「いや、無理でしょ、それ。受け止めてもらわないと。あの激しさが俺の愛の大きさってこと」

「いや、暁斗の大根みたいなアレだけでも凶器みたいなんだからだめだって。ほら、俺も結婚してガキが産まれたっしょ?そしたらね、ほんとに遊ばなくなったの。あきもそろそろ落ち着きなよーー。」

「その子で落ち着くつもりでいるってー。え、修平は今の奥さんとはバイブとか使ったりしてないの?ノーマル??」

「本気で結婚考えた相手だったから、ガチなやつはしてないよ。でもちょっと彼女がノリのいい日は、軽くネクタイとかで縛ってみたり、ちょっと電マあててみたりしたかな。まぁ、ガキができてからはそもそも抱いてすらないけどな。」

「よくたったそんだけで耐えれるよな。しかも女がいて抱いてない生活なんて俺考えらんない…」

「受け入れてくれそうな彼女なの?死ぬほどドMとか?」

「15年振りぐらいに会ったからわかんねぇけどさ、初めてこいつを俺のモノにしたいとは思った。今までテープで黙らせてた声もあいつのは聞きたいと思ったし。」

「ふーん……。やっと本気の相手を見つけたってわけか
今までみたいにすぐ手出すなよ。ちゃんと信頼関係できるまで。俺、その彼女に同情するわー。」

「なんかあったらまた連絡する。」

「……なんかあったときに俺に間に入れってことね(笑)わかった(笑)」

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