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先生と生徒~15年待った分……
第3章 彼氏(仮)と彼女の関係
帰りの車中…
「今日は……なんか色々悪かったな」
気まずそうに小声で呟いた。
「え…?先生は何も悪くないよ。あたしこそ…とってもいろいろ迷惑かけてしまって……」
「迷惑?」
「そもそも怒らせちゃったし……ぼーっとしてて水かけられちゃうし、また怒らせてしまってどうしようってなってたからあんな人達に絡まれちゃうし……。でも結構です!!!って私がちゃんと言えなかったから先生ケガまでしちゃうし……」
「……はははっ!!!なんでそんなに見事に全部自分のせいにしてんだよ!すごいな、逆に。」
初めて見る先生の笑顔。
「何も悪くないよ、藤川は」
ぽんぽんっと頭を撫でて笑顔でそう言った。
張りつめていた空気が一気に和らいであっという間に彩音のマンションの近くまで来てしまった。
「ほら、着いたぞ。」
「…うん。。。」
「どうかしたか??」
「ねぇ、せんせ……??」
彩音は言葉を探すようにひとつひとつ気持ちを紡いだ
「あのね、先生と連絡取らんようになった日の朝、珍しくおはようってLINE来んかったけんね、あたし勝った!!!って思ってLINEしようとしたんよ……」
「でもね……朝のニュースで、事件のことあってて、ちらっと先生が夜中に現場で仕事してる姿が映ったんよね…。」
「あ、先生おやすみってLINEくれたあと、お仕事行ってたんだ……って思った。やけん、寝てないのにおはようって送るのもおかしいかなと思ってやめたんよ……」
「その日、仕事中も先生のお仕事が気になってネットで調べてみたんよね。そしたら、事件が起きたら数日から数週間家に帰れないくらい忙しく捜査するって書いてあった…………」
「なんかね、なんて送っていいかわからんやった……。大丈夫?って聞いてもたぶん忙しくて大丈夫じゃないと思うし、おやすみって言ってもあたしだけ寝て先生は寝れてないかもしれん。そしたらね……先生から連絡くるまで何もできんまんまになってしまったんよ……」
「ねぇ…せんせ……?」
「嫌じゃない?お仕事忙しいときにあたしからLINEくるの……ウザいとかめんどくさいってならない??」
暁斗は黙って彩音を抱き寄せた。
「お前の頑張れってLINEで俺は何十倍も頑張る力が出るよ。何も気にしなくていいからいつでもLINE送って。」
「今日は……なんか色々悪かったな」
気まずそうに小声で呟いた。
「え…?先生は何も悪くないよ。あたしこそ…とってもいろいろ迷惑かけてしまって……」
「迷惑?」
「そもそも怒らせちゃったし……ぼーっとしてて水かけられちゃうし、また怒らせてしまってどうしようってなってたからあんな人達に絡まれちゃうし……。でも結構です!!!って私がちゃんと言えなかったから先生ケガまでしちゃうし……」
「……はははっ!!!なんでそんなに見事に全部自分のせいにしてんだよ!すごいな、逆に。」
初めて見る先生の笑顔。
「何も悪くないよ、藤川は」
ぽんぽんっと頭を撫でて笑顔でそう言った。
張りつめていた空気が一気に和らいであっという間に彩音のマンションの近くまで来てしまった。
「ほら、着いたぞ。」
「…うん。。。」
「どうかしたか??」
「ねぇ、せんせ……??」
彩音は言葉を探すようにひとつひとつ気持ちを紡いだ
「あのね、先生と連絡取らんようになった日の朝、珍しくおはようってLINE来んかったけんね、あたし勝った!!!って思ってLINEしようとしたんよ……」
「でもね……朝のニュースで、事件のことあってて、ちらっと先生が夜中に現場で仕事してる姿が映ったんよね…。」
「あ、先生おやすみってLINEくれたあと、お仕事行ってたんだ……って思った。やけん、寝てないのにおはようって送るのもおかしいかなと思ってやめたんよ……」
「その日、仕事中も先生のお仕事が気になってネットで調べてみたんよね。そしたら、事件が起きたら数日から数週間家に帰れないくらい忙しく捜査するって書いてあった…………」
「なんかね、なんて送っていいかわからんやった……。大丈夫?って聞いてもたぶん忙しくて大丈夫じゃないと思うし、おやすみって言ってもあたしだけ寝て先生は寝れてないかもしれん。そしたらね……先生から連絡くるまで何もできんまんまになってしまったんよ……」
「ねぇ…せんせ……?」
「嫌じゃない?お仕事忙しいときにあたしからLINEくるの……ウザいとかめんどくさいってならない??」
暁斗は黙って彩音を抱き寄せた。
「お前の頑張れってLINEで俺は何十倍も頑張る力が出るよ。何も気にしなくていいからいつでもLINE送って。」