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美女の危ない立回り
第2章 危ない立ち回り(大学3年の夏)
手を握ったままサトルはユウカの目を見つめた。
沈黙が流れる。
サトルは自らの顔をユウカの美しい顔の方へゆっくりと近づけた。
ユウカは少し戸惑ったような顔を一瞬してから、ゆっくりと目を閉じた。
二人の唇が重なった。
サトルはユウカの柔らかい唇の感触を唇全体で感じた。
自らの唇の押し付けを徐々に強くしていく。
この距離だとユウカの顔の小ささをよりいっそう体感することができた。
ユウカの目は閉じられていた。
サトルはユウカの薄い唇を開かせるように圧力を強めていく。
応じざるをえなくなったユウカの唇はわずかな隙間をだんだんと広げていくことになった。
上下が離れた唇をサトルは自らの唇で挟み込むようにして上唇、下唇を交互にキスをする。
「ん・・・」
そしてサトルは開放されたユウカの口内へサトルは舌を入れた。
二人の舌同士が触れる。
サトルは舌先を細かく動かし、ユウカの舌を誘った。
ユウカの舌はサトルの舌に応じるようにしてゆっくりと絡ませ始めた。
ユウカの舌は手の冷たさとは正反対で温かく、トロけてしまいそうなほど柔らかかった。
薄く小さい舌であった。
ユウカがこうして受け入れてくれたことがサトルは嬉しかった。
やがてお互いの唇を密着させた状態で口を開けて、2人はお互いの唾液の交換を始める。
ユウカがどう思っているか分からないが、サトルはユウカの唾液は無味無臭で温かくトロトロしていてずっとこうしていてもいいと思えるくらい満たされた気持ちになった。