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美女の危ない立回り
第2章 危ない立ち回り(大学3年の夏)
駅までの間、他愛もない会話が続く。
すれ違う男達がユウカに注がれているのが目線で分かった。
気づいていないのか、気づいていて気にしていないのかユウカは変わらぬ愛想でサトルとの会話を続ける。
サトルは2人で歩いているだけで、何とも言えない優越感を味わっていた。
駅までもう少しと、なったところでサトルが切り出した。
サトル「酔い醒ましに次の駅まで歩きませんか?」
ユウカ「あんまり遅いと彼女心配するんじゃない?連絡してる?」
サトル「大丈夫ですよ。メールは常に送ってますんで」
ユウカ「じゃあ付き合いますか。私は全然酔ってないけどね笑」
サトルが向かったのは夜カップルが集まるホテルが建ち並ぶ方向であった。
マキの判断は通常であれば正常な判断だろう。
ずば抜けた美貌を持つユウカでなければ。
ユウカ「この辺通るの初めて」
サトル「そうですか?」
ユウカ「こっちも結構栄えてるんだね
サトル君もこっちの方来るの初めて?」
サトル「何回か、通った事はあります」
道の両側に建ち並ぶホテルをサトルは横目にして通り過ぎていく。
正直勢いでこんなところに来てしまったがユウカをホテルに連れ込む作戦など全く思い付かなかった。
彼女がいる人間がこんな所を別の女性と歩いているだけで、本来大問題なのだ。
先程の居酒屋でのユウカの態度に舞い上がってしまったが、
シラフのユウカだったらあんな積極的になることは全く想像もできないし、
酔いがさっきより醒めて来ている様子の今の彼女を誘って成功する確率は限りなく低いように感じた。
断られるだけならまだいいが、付き合っている彼女がいるのにユウカを誘ったと言いふらされたらこのサークルにはいられなくなるだろう。
その辺のリスクを考えるととても自分から言い出す勇気は無かった。
すれ違う男達がユウカに注がれているのが目線で分かった。
気づいていないのか、気づいていて気にしていないのかユウカは変わらぬ愛想でサトルとの会話を続ける。
サトルは2人で歩いているだけで、何とも言えない優越感を味わっていた。
駅までもう少しと、なったところでサトルが切り出した。
サトル「酔い醒ましに次の駅まで歩きませんか?」
ユウカ「あんまり遅いと彼女心配するんじゃない?連絡してる?」
サトル「大丈夫ですよ。メールは常に送ってますんで」
ユウカ「じゃあ付き合いますか。私は全然酔ってないけどね笑」
サトルが向かったのは夜カップルが集まるホテルが建ち並ぶ方向であった。
マキの判断は通常であれば正常な判断だろう。
ずば抜けた美貌を持つユウカでなければ。
ユウカ「この辺通るの初めて」
サトル「そうですか?」
ユウカ「こっちも結構栄えてるんだね
サトル君もこっちの方来るの初めて?」
サトル「何回か、通った事はあります」
道の両側に建ち並ぶホテルをサトルは横目にして通り過ぎていく。
正直勢いでこんなところに来てしまったがユウカをホテルに連れ込む作戦など全く思い付かなかった。
彼女がいる人間がこんな所を別の女性と歩いているだけで、本来大問題なのだ。
先程の居酒屋でのユウカの態度に舞い上がってしまったが、
シラフのユウカだったらあんな積極的になることは全く想像もできないし、
酔いがさっきより醒めて来ている様子の今の彼女を誘って成功する確率は限りなく低いように感じた。
断られるだけならまだいいが、付き合っている彼女がいるのにユウカを誘ったと言いふらされたらこのサークルにはいられなくなるだろう。
その辺のリスクを考えるととても自分から言い出す勇気は無かった。