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解放
第1章 第一章
「よし、どうだ?見えてないな?」

男の声が耳にかかる。

「……はい……見えてません」

男の準備してきたアイマスクを着けさせられる。
目隠しをしたことがない、と私が言ったのを覚えて
くれていたことに、少し喜びを感じる。

ほうっと熱い空気の塊が耳の中に入ってくる。

「ひぁうぁ………」

思わずびくりと身体を強張らせる。

「視覚からの情報は8~9割。それを遮られると、
他の感覚が研ぎ澄まされる。触覚や…」

耳の内側を擽る空気の動きと低い声のトーン。
その声は低く続ける。

「聴覚。俺の声が頼り。今はドキドキしている
だろうが…」

言われるだけで胸がドキドキしてくる。
と、その時

「その声が……頼りにする声が……」

……?声に帯びていた熱が薄れていく。
話す吐息が耳に掛からなくなっていく。

「段々……段々……ほら、消えていく…」

「え?…え??え?」

声が次第に遠くなっていく。
急に強く意識される暗闇。

「え?…あれ?……え?」
パニックになる私。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
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