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地獄
第38章 修復
 坂本が徴を抜き、それを手で押さえる。
 上向きの角度が凄いために、自分へ降りかかること阻止するためだ。
 

「汚臭愛、見ろ! お前の臭いマ〇コが、俺のチ〇ボを『愛した証』だ! 身体に振りまいてやる!」


 坂本が言うと同時に宙に高く白い記憶が跳び汚臭愛のデカい胸の谷間に落ちる。うつ伏せで潰れ気味のデカい胸は左右に広がり、少し恥ずかしい姿を晒していた。
 次に放出された白い記憶は、腹に落ちヘソに溜まる。
 最後は密林に付着して、中に染みこんでいく。
 エナメル線のような陰毛が、それを栄養補給の対象として喜んでいた。


 女の目には信じられないモノを見た、恐怖感に襲われている。
 その女の目は好奇心旺盛な汚臭愛の姿はなく、坂本に連れ去られ恥辱の限りを尽くされ、さらに殺されかけた女の色だった。


「お帰り、奈緒子」


 坂本がニタニタしながら言った。
 奈緒子はマットに座り、身体を丸め両手で膝を抱える。白い記憶がマットにポタリポタリと落ち、女はブルブルと震えていた。


「ご、ご主人様、奈緒子怖いです! めちゃくちゃ犯され、恥ずいこといっぱいされ……」


 奈緒子の顔が青い。
 坂本はあまりの変化に驚きを隠せない。
 違う人格を創ったのか? それとも演じているのか? ただ一つ言えることは汚臭愛は封印された。
 それは間違いなかった。


「奈緒子、お前のなかのもう一人の女が今後は、俺の相手になる。これはわかるな?」
「……はい、汚臭愛さんですよね」


 奈緒子が汚臭愛に「さん」をつける。
 基は同じだが、どうやら違う人格形成をしつつある……坂本が思った。
 

「汚臭愛を呼ぶ時の儀式を今からやる! 今後はこれを行うことで、奈緒子は心を休める事ができる。いいな!」
「……はい……それで儀式とは?」


 奈緒子が恐る恐る聞く。


「まずはシャワーをかけてやる。ローションを洗ってからだ」


 坂本が熱いシャワーをかけてやる。
 奈緒子が「あん!」と、小さく喘ぎ湯を迎える。
 そして少しの間、身体を洗う。
 しかしそれは奈緒子への屈辱的な仕打ちのための、始まりに過ぎない。
 坂本はニタリと笑い、女はもちろん! 知らないでいた。
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