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地獄
第7章 脱ぐ
 身体をヒクつかせ激しく波打つ奈緒子。


「すごい!」


 坂本は近くにあるビデオカメラ手に、そのイキ様を撮影し始める。
 そこには豊満な女がダイナミックに身体をヒクつかせ、弾けるように色気振りまいている。


 坂本は口内に残る愛液の味を飲み込む。奈緒子の女臭さをいつまでも残していたいが、まだたくさん飲めると自分に言い聞かす。



 奈緒子は椅子に縛られ、自由の効かない身体が波打つ。坂本は思った。
 もし椅子に縛られていなかったら?
 想像するだけで自然と笑いが止まらない。

 奈緒子の心は冷めていた。
 イカされただけで心は満たされず、坂本がへの憎悪が膨れ上がる。気持ち悪い中年男に軽蔑をする。
 しかしそれは心のことであり、身体は違っていた。
 熱い!
 それだけだった。


 奈緒子の理性が帰ってきた。イカされ本能が暴走し理性を追い出していたが、本能が満たされたことにより一気に帰ってきた。


 奈緒子が唇を噛み、目蓋を力一杯閉じる。これは夢、これは夢、そんな感じで心に言い聞かす。それが現実に汚されたとしも。


 撮影に満足すると坂本は自分がまだ裸でないことに気づく。服なんてたいそうなモノをではないが、ここは脱ぐ。


「俺も脱いでやる」


 奈緒子に聞かせてやる。
 そんな言葉をかける必要はない。拒んだとしても勝手に脱ぎ出す。
 

 坂本の年齢は若く見積もって四十路の後半だろうか? 見た目は若くも老けても見える不思議な顔である……しかし、身体は違った。引き締まった身体は、見事に逆三角形をしていて腹は割れている。少し脇腹に肉があるが、できた肉体であった。
 奈緒子にそれを見せつける。


 奈緒子は無表情で興味ない顔をしていた。しかし膣から溢れる愛液の滴りを身体が察知し、身体が火照ってくる。


「チ○ボ、見たいか?」


 直球をど真ん中に投げるように、坂本が言った。
 
 


 






 
 


 
 
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