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地獄
第23章 テスト問題
 最後はマッサージ。
 徴をデカい胸に挟まれている。


[苦しい! 苦しい!]


 徴にこんなコメント欄が出て、しゃぶらせ飲ます。
 ゴクン! ゴクン! コメント欄に視線がおかしい奈緒子がアップになる。
 そしてぐったりした所で、「つづく」が入り終わった、
 

 奈緒子がテレビを見ながらに呆然としている。
 心がどこかにあり、魂が抜けたようだった。
 坂本が密穴に中指を入れて搔き回す。


「いっ! あん! あっ! あはん!」

 
 意識を連れ戻す。そして指に付いた愛液をお猪口に擦る。その後密穴にお猪口を股から外して近くの机に置く。愛液は溜まっていない。坂本は少しがっかりした。
 

 奈緒子が信じられない顔で、坂本を見た。
 お猪口もだが、それ以上にあの映像だ。
 イラッとしながら声が大きく出る。


「いい歳したオッサンが何をかやってるんですか?」
「男は子供だ。歳を重ねてもな」


 坂本が奈緒子を後ろから抱きしめ、頭を撫でる。
 そしてデカい胸を絞るように揉み上げる。


「あっ、 ああっ!」


 奈緒子が敏感に反応する。
 しばらく揉み上げると、いきなり前にいき対面になる。
 目線が合うと顎をしゃくり上げる。


「さてと……テストだ」


 坂本が短く言う。


「て、テスト?」
「今の『愛の記憶』、奈緒子がどれだけ理解しているのかテストする」


 坂本が言い放つ。
 裏返ったバインダーを奈緒子に突きつける。


「0点だったら、俺達は滅びる。つまり愛の記憶を全て流す!」
「ちょっ、ちょっと待って! 何でこんなことを?」
「俺達の『愛』を確かめるためだ。0点を取ることは、俺達の関係がそれだけだったことになる。それなら終わらせるまでだ。しかし、ただでは終わらない。全てネットに流して、俺達の偽りの『愛』を笑って貰おう」


 坂本の真剣に奈緒子に聞かす。その目に全くの曇りがなく、冗談を言ってはいないと奈緒子は恐怖心で凍りついた。


 この男、本当に何をするかわからない……。


 そんな顔を奈緒子はしていた。
 ふとバインダーに目がいく。それを手にする。


「やらなきゃ、いけないの?」
「当然」
「……鉛筆、ください!」

 
 奈緒子が要求する。
 悔しさを滲ませながら、テストの時間に突入していった。

 



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