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歌姫〰️激しい愛に囚われて
第3章 新しい世界で

「お姉ちゃん!!どうして家に
戻らないの」
熱が下がった後、弟に自分はここに
残ると伝えると反対された、当然である。
毎日一緒にいた存在が急にいなくなるの
だから。
「清、必ず会いに来るから。
大丈夫、私達は遠くに居ても心は
一緒よ」
まだ10歳だった清は何故姉が宮廷に残る
のか理解出来なかった。しかし、姉が
決めたことにこれ以上反対はしたくなかった。
この頃はまだ宮廷が恐ろしい場所だと
知らなかったからだろう。
朝のうちに馬車を用意してもらい、弟を
無事に着くよう祈りながら送り出した。
戻らないの」
熱が下がった後、弟に自分はここに
残ると伝えると反対された、当然である。
毎日一緒にいた存在が急にいなくなるの
だから。
「清、必ず会いに来るから。
大丈夫、私達は遠くに居ても心は
一緒よ」
まだ10歳だった清は何故姉が宮廷に残る
のか理解出来なかった。しかし、姉が
決めたことにこれ以上反対はしたくなかった。
この頃はまだ宮廷が恐ろしい場所だと
知らなかったからだろう。
朝のうちに馬車を用意してもらい、弟を
無事に着くよう祈りながら送り出した。

