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官能的大恋愛
第10章 遊園地ドキドキデート
「イランイランって知ってる?…」

更に私に寄り添って、二人しか居ないのにワザと小声で耳元で言う。

「催淫作用があるんだって…この匂い嫌い?それとも好き?」

私はナガタッチを見る。

「最初はキツイと思ったけど…今は嫌いじゃないかも…」

ナガタッチは私の横から垂れる髪を、指先でくるっと巻いて、

「ねぇ…キスしよ?…」

ううっ!…さっきまでとは、別人のような真剣な目。

「もぉ…そろそろ…いいでしょ?…」

私の頬にそっと優しく手の甲を滑らせて、親指で口唇に触れた。

「えっ?…」

「俺さぁ…ハードなキスも…得意…だったりして…」

それは、DVDの中で何度も見てるから知ってる。

ナガタッチは、その親指で私の下口唇を少しだけ押し下げた。

「言葉にならない気持ち…伝えたい…だから…いい?…」

ナガタッチは切なそうに、私の口唇を見つめる。

「…うん」

うなずくと、口唇を塞がれた。

チュッ…チュッ…チュッ…

最初は私の口唇の周りを、何度も音を立ててソフトキスをして…。

頭の付け根を、後ろからグッと鷲掴みされて…。

ヒヤッ!!

くすぐったくて、ドキッとして口元が開いた瞬間っ!!

「んんんっ…」

ナガタッチの舌がヌルッと入ってきた。
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