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第10章 遊園地ドキドキデート

「んぅ…んっ…」

鼻息を当てながら、私の舌を転がすように舐める 。

熱いナガタッチの舌先が、そのうち歯茎や歯の裏だとか、口の中の柔らかい壁を舐め回す。

「んっ…うぅ…んっ…」

ヤバいなぁ…キモチよくなってきた…。

そして私も、そろそろその舌先に自分の舌先を絡めはじめた。

観覧車はちょうど、ナガタッチの計算通りてっぺんで止まっているようだった。

「んんんっ…んんんっ…んっ…」

ナガタッチは時々薄目をして、私を挑発する。

頭の中がふわふわして、首がすわらない。

ナガタッチの支えがなければ…グッタリ。

そんな私を揺らすようにして、しばらくディープキスは続く。

ナガタッチの睫毛が揺れているのか、自分が朦朧としているのか。

食い尽くされて、魂が吸い取られて、全然分からない…。

知らない間に手をしっかり握られていて、身動きすら取れない。

いや、もう…たぶん根こそぎ…奪われていってる…。

クチョ…クチュ…クチョ…チュッ…チュッ…

唾液をすくいとって、ゴクリと飲み込まれて、また一瞬だけ私が消えかかる。