この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
高校性『惨歌』 90‘Sレイプ 引き裂かれたレオタード
第5章 『黒幕』は横恋慕の主人公
宇佐美は、郁子を見下ろしつつ嘲笑う。
「なかなか頼もしいねぇ、ジャンヌダルクのお嬢ちゃん。でもな、俺らも女子を初めて、この『イベント』のゲストとして血祭りにあげる以上、それ相応の準備っていうものをしているんだ。お前をどれだけ穢ねえ手を使っていたぶっても、咎めを受けないような、な」
宇佐美が視線を向けて、その後登場を促す先に姿を現したのは…。
「まんまと、僕たちの策略に嵌ってくれたわけだね、郁子君」
この応援団委員会の『アジト』にはそぐわぬ清廉なオーラを発する総務委委員長、田辺秀明だった。だが、田辺の表情は、常日頃、郁子と釣り合いの取れる優等生を絵にかいたような表情は微塵も浮かべず、陰湿で険悪な態度のまま、鼻白んだ。
「た、田辺先輩…どうして? ま、まさか、…お付き合いをお断りしたから…?」
徒党を組んだ応援団員の前で、その18年の人生でも数少ない田辺の挫折談、失恋の苦い思い出を口にした郁子は迂闊だったといえる。あるいは、純粋で真っすぐな乙女だともいえるかもしれない。が、プライドの高い男ほど挫折を嫌う。また、その恨みは屈折した形で行動に現れ、時に激しい嫉妬を呼ぶ。その仮面の優等生に選ばれた生贄、小越郁子は身をもって、その歪んだ人格の恐怖を味わうこととなってしまう。
「おい、みんな、郁子君をもう少し痛めつけてあげてくれ」
白いレオタードが、男たちの暴力に悶え、歪んだ。
「おいおい、相変わらず口ほどにもねぇなぁ、小越さん?」
宇佐美が横たわる郁子の頭を、固い革靴の底でぐりぐり撫でまわす。
「生徒会総務委員長さん、公認のシゴキだぜ。もっと頑張ってもらわなきゃ、面白くねえよ」
達也が囃し立てる。だが、田辺は鼻を鳴らすと、妙に爽やかな口調で空恐ろしいことを口走る。
「君たち、虐めの方法に芸が無いなぁ」
西山と永桶に命じて、グロッキー状態の乙女を引きずり起こすと、その顎に手をかけて奇妙な提案を出す。
「僕も生徒会を統括する立場だからね。君という反逆児を矯正するという大義名分のもと、郁子君を彼らの手を借りて『調教する』というだけの話だ」
「は、恥ずかしいと思わないの…。女一人に男が寄ってたかって」
それでも郁子は唇を噛み締め、徹底抗戦の構えを見せる。
「なかなか頼もしいねぇ、ジャンヌダルクのお嬢ちゃん。でもな、俺らも女子を初めて、この『イベント』のゲストとして血祭りにあげる以上、それ相応の準備っていうものをしているんだ。お前をどれだけ穢ねえ手を使っていたぶっても、咎めを受けないような、な」
宇佐美が視線を向けて、その後登場を促す先に姿を現したのは…。
「まんまと、僕たちの策略に嵌ってくれたわけだね、郁子君」
この応援団委員会の『アジト』にはそぐわぬ清廉なオーラを発する総務委委員長、田辺秀明だった。だが、田辺の表情は、常日頃、郁子と釣り合いの取れる優等生を絵にかいたような表情は微塵も浮かべず、陰湿で険悪な態度のまま、鼻白んだ。
「た、田辺先輩…どうして? ま、まさか、…お付き合いをお断りしたから…?」
徒党を組んだ応援団員の前で、その18年の人生でも数少ない田辺の挫折談、失恋の苦い思い出を口にした郁子は迂闊だったといえる。あるいは、純粋で真っすぐな乙女だともいえるかもしれない。が、プライドの高い男ほど挫折を嫌う。また、その恨みは屈折した形で行動に現れ、時に激しい嫉妬を呼ぶ。その仮面の優等生に選ばれた生贄、小越郁子は身をもって、その歪んだ人格の恐怖を味わうこととなってしまう。
「おい、みんな、郁子君をもう少し痛めつけてあげてくれ」
白いレオタードが、男たちの暴力に悶え、歪んだ。
「おいおい、相変わらず口ほどにもねぇなぁ、小越さん?」
宇佐美が横たわる郁子の頭を、固い革靴の底でぐりぐり撫でまわす。
「生徒会総務委員長さん、公認のシゴキだぜ。もっと頑張ってもらわなきゃ、面白くねえよ」
達也が囃し立てる。だが、田辺は鼻を鳴らすと、妙に爽やかな口調で空恐ろしいことを口走る。
「君たち、虐めの方法に芸が無いなぁ」
西山と永桶に命じて、グロッキー状態の乙女を引きずり起こすと、その顎に手をかけて奇妙な提案を出す。
「僕も生徒会を統括する立場だからね。君という反逆児を矯正するという大義名分のもと、郁子君を彼らの手を借りて『調教する』というだけの話だ」
「は、恥ずかしいと思わないの…。女一人に男が寄ってたかって」
それでも郁子は唇を噛み締め、徹底抗戦の構えを見せる。