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高校性『惨歌』 90‘Sレイプ 引き裂かれたレオタード
第3章 立ち上がる『ジャンヌダルク』
「よぉ~~、敬愛のジャンヌダルクこと、マドンナ小越郁子さん!」
くちゃくちゃとガムを噛み鳴らす応援団委員三人のうちの一人、加瀬達也は郁子のクラスメートだった。
「何の用かな、加瀬君?」
郁子は美貌に微かな険しさを浮かべ、訊ねた。
「いやぁ、他校のスケベ共も拝みに来る、新体操部のエースのレオタ姿を眺めてみたくってさぁ~~。今度の県大会予選では、どんなエロイ、コスチューム着るんだよ?」
目じりを下げた狐顔の加瀬だが、学園一の美少女の肉体への歓心と同時に、どこかに応援団委員のパシリとして下級生からも恐れられる残忍さも湛えている。
「答える必要はない質問だと思うけど。……それより、加瀬君、キミ、恥ずかしくない? 同じ二年生なのに、つまらない上級生の作った因習になんて乗せられて。そんなに、団長が怖いの? キミだって敬愛の生徒でしょ? うちの学校を良くしたいって思わないの?」
郁子の優等生的な窘めをくすぐったそうに一笑に付した達也だが、意外なことを言い出した。
「その団長がさぁ、小越とサシでお話したいっていうんだよ。まぁ、俺らもなんつーかさ、なんだかんだ言っても学校を良くしようと思って応援団やっているわけよ。行き過ぎもあったかもしんないって団長も反省しててな。それでその振る舞いを改めるためにも、次の敬愛の生徒会長さんと直にお話がしたいって、俺をお使いに出したってわけさ。あれで団長もシャイだしさ」
郁子の表情が少しだけ緩む。基本的には学校が、友達が、そして同年代の人々が大好きな郁子だ。話し合いを持ちかけられれば、応じる柔軟さも持ち合わせるリーダーの資質は彼女の美質だ。話し合えば、わかり合える、それが信条でもある郁子は頷いた。
「…わかったわ、お話ししましょう。どこへ行けばいいの?」
そんな純粋な青春真っ盛りの乙女は、それが自らを生き地獄へ引きずり込む罠だと疑うこともしなかった。
くちゃくちゃとガムを噛み鳴らす応援団委員三人のうちの一人、加瀬達也は郁子のクラスメートだった。
「何の用かな、加瀬君?」
郁子は美貌に微かな険しさを浮かべ、訊ねた。
「いやぁ、他校のスケベ共も拝みに来る、新体操部のエースのレオタ姿を眺めてみたくってさぁ~~。今度の県大会予選では、どんなエロイ、コスチューム着るんだよ?」
目じりを下げた狐顔の加瀬だが、学園一の美少女の肉体への歓心と同時に、どこかに応援団委員のパシリとして下級生からも恐れられる残忍さも湛えている。
「答える必要はない質問だと思うけど。……それより、加瀬君、キミ、恥ずかしくない? 同じ二年生なのに、つまらない上級生の作った因習になんて乗せられて。そんなに、団長が怖いの? キミだって敬愛の生徒でしょ? うちの学校を良くしたいって思わないの?」
郁子の優等生的な窘めをくすぐったそうに一笑に付した達也だが、意外なことを言い出した。
「その団長がさぁ、小越とサシでお話したいっていうんだよ。まぁ、俺らもなんつーかさ、なんだかんだ言っても学校を良くしようと思って応援団やっているわけよ。行き過ぎもあったかもしんないって団長も反省しててな。それでその振る舞いを改めるためにも、次の敬愛の生徒会長さんと直にお話がしたいって、俺をお使いに出したってわけさ。あれで団長もシャイだしさ」
郁子の表情が少しだけ緩む。基本的には学校が、友達が、そして同年代の人々が大好きな郁子だ。話し合いを持ちかけられれば、応じる柔軟さも持ち合わせるリーダーの資質は彼女の美質だ。話し合えば、わかり合える、それが信条でもある郁子は頷いた。
「…わかったわ、お話ししましょう。どこへ行けばいいの?」
そんな純粋な青春真っ盛りの乙女は、それが自らを生き地獄へ引きずり込む罠だと疑うこともしなかった。