この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第6章 家族への報告
「わかったからもう泣くな。明日指輪見に行くんだろ。
化粧出来なくても知らねぇぞ。」
そうだ。今日行くはずだった結婚指輪を
明日見に行くことになったんだ。
『それにしても素敵な指輪だね。』
先生に婚約指輪を褒めてもらった。
いつも素敵な指輪だと褒めてもらえる。
私はこんな素敵な指輪を貰えて幸せだ。
「はい。これハリーウィンストンのなんです。」
先生もさすがに何かを悟ったみたいで
正人に大丈夫なのか?と聞いていた。
「心配いらない。株で儲けたし。
ちょっと俺トイレ行ってくる。」
正人は席を外した。
先生をみるといい時計をしていた。
そうだ、正人に時計買うつもりだったんだと思い出し
先生なら詳しいかもと聞いてみた。
「あの先生?
私は正人にこんな素敵な指輪もらってるでしょ?
いつも生活費も受け取ってもらえず...
外食の時に私のお給料が減るくらいなんです。
だから腕時計をあげようかと思って…
どんなものがいいのか分からないので教えてください。」
そうだ。今度瑞穂に結婚報告をするときに
付いてきてもらおう。
そして先生は正人は営業職だしロレックスとか
いいんじゃないかな?と教えて貰った。