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愛してるからこそ...
第7章 瑞穂とwおめでた



久々に瑞穂とのおしゃべりは楽しかった。
時間はあっという間に過ぎてまた会おうと
約束してからマンションに送ってもらった。


部屋の前に到着すると緊張してきた。
なぜだろう。正人にイベント以外で
プレゼントするのは初めてだからだろうか。


鍵を開けて玄関に入るとリビングから
テレビの音が漏れてくる。
リビングのドアを開けると
ソファーに座っていた正人が気付いて
ソファーを下りて子犬のようによってきた。



「楽しかったか?」

「うん!瑞穂お母さんになるんだって。
男の子って言ってた!後2ヵ月くらいで産まれるって。」


2ヵ月?また急だなって笑っていた正人が
いきなり真顔になって私を見ている。

「朱里...それ…」

あ、忘れてた!またやらかしたーーー!
でもまぁ正人に買ったものだし隠すより
先に渡してしまえ!!


「あのね、いつも生活費だしてもらってるし
婚約指輪だってすごく素敵なものもらったし
結婚指輪も結構したでしょ?
だからこれは私から正人へプレゼントね。」

はい。と袋を渡すと正人はまたソファーに腰掛け
下を向いたまま何も言わなくなってしまった。

そしてしばらく沈黙が続いてたのにいきなり
立ち上がって私を抱きしめる。


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