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愛してるからこそ...
第8章 突然の昇進
翌日人事部長のところまで出向き
昨日の件お受けしますと言うと
すごく嬉しそうに俺の手を引っ張って
社長室まで連れてきた。
『吾妻!!!結城が部長の件了承してくれたぞ。』
俺はポカーンと口を開けていると
社長が笑いながら
『堀本〜ダメだよー部下の前だから一応。ねー?』
と何かしら同調しろと言わんばかりに話してくる。
『申し訳ございません』と部長の一言に
社長はもう遅いからいいけどな。はははと
豪快に笑っている。
『僕達は同期だし大学からの友人だよ。
ちなみに常務もね。』と社長が教えてくれた。
「お時間を頂きすみませんでした。
お受けしますのでこれからもよろしくお願いします。」
社長と人事部長に頭を下げると
また1人加わってきた。
『結城くんうけてくれるんだね。』と
中村常務の声がする。
どうやら普段から仲良しだからいつも一緒るしい。
これからお昼だから一緒にどうかね?と
誘われたけど営業部に高すぎて朱里が作った
弁当があるから断る。
「ありがとうございます。
でも今日は弁当があるのでまた今度お願いします。」
『須藤くんの手作りかい?』
そうだった。この人たちにはバレてるんだ。
常務の娘の件でバレてるんだった。