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愛してるからこそ...
第8章 突然の昇進
「時間かかっただろ?ありがとう。」
「ううん。お祝いだからね!
すごいね若くして部長だってー!」
「ほかの部署に居ないのかって話したけど...」
朱里はすごい事なんだからね。と興奮気味。
確かに早く上にいけばその分あとは楽かもしれないが…
さらにのしかかる責任に
俺はまた鬼だと言われながら
仕事しなくちゃならないのかと少し気が重い…
「部長さん!」
「まだなってない。」
人の気も知らないで嬉しそうにしている。
でもちゃんとしないとな。
「一応受けるつもりだけど
今よりさらに忙しくなるかもな。
残業増えるから一緒に帰れないかもしれないぞ。」
本当なら出勤する時も退社する時も
一緒にして帰ってのんびり朱里と過ごしたい。
でももうそれもできることは少なくなると思うと
俺の人生こんなのでいいのかと思う。
男は仕事して養っていく家族がいると
やる気になるとか言うけど
正確に言えば俺はそうじゃない。
養っていく朱里とずっと一緒に居たいから
程々がいいと思ってしまう。
でも、仕事は仕事だと割り切ってやらないとと
心の中で誓いをのべた。
朱里の手料理を堪能し朱里と2人で眠る。