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愛してるからこそ...
第9章 小池の悩み
営業部のデスク
斜め前で小池は真っ青な顔をしている。
とりあえず隣に行って声をかける。
「小池ちょっといいか?」
給湯室横のデッドスペースに移動して
小池が来るのを待った。
『なんでしょうか?』
「どうした?顔色悪いししんどいなら
半休とって帰って病院行ってこい。」
しばらく無言で俯いている小池。
スーツのポケットからスマホをだし
朱里にくるようにLINEをした。
既読がついてLINEが返ってくる。
【急ぎー?(๑˙❥˙๑)今から外回りだから
お手洗(/;;´Д`)/┃︎wcなうー♡】
あーー!!!!
こいつのLINEは絵文字やら顔文字が多い…
【あ、ならいいや。また連絡する。】
返して小池に向き直る。
「どうする?半休とるか?」
『いえ、まだやることがあるのでして帰ります。』
「そっか。俺ができそうなことは置いて帰れ。
あ、あと明日くらいに発表あると思うけど
俺営業部長になることにしたからな。
統括上司は俺なんで無理されると困る。」
すると小池はめちゃくちゃ驚いた顔をして
『課長が...部長?』と言った。
俺は笑いながらそうそう。と行って営業部に戻る。