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愛してるからこそ...
第9章 小池の悩み
小池は15時くらいにあがって帰っていった。
体調が悪そうな上に何か悩んでいるのなら
女同士の方がいいから朱里に頼もうとした。
明日出勤してきたら朱里に聞いてやれ言おう。
昨日よりは少し早い時間に残業を辞め
家路につくことにした。
車に乗りエンジンをかけてからマンションへ向かう。
今日はやけに車が多いような気がする。
それでも朱里の飯が楽しみで
遅い時間なのに楽しみになる。
駐車場に車を停めエレベーターホールで
女の人と一緒になった。
『あ、こんばんは。今日は彼女
一緒じゃないんですか??』
誰だっけ?同じフロアのやつじゃないことは
確かなんだけど...
「こんばんは…今日はちょっと…」
誰か知らないやつにこんなこと話してても
意味がないから早く家に帰りたかった。
『彼女と別れちゃったの?
だったら私と飲みにいきませんか?』
うざっ!何でこんなケバい女同士
飲みに行かなきゃいけねぇんだよ!
ってか別に別れてないしな。
「申し訳ございません。無理です。
別に別れてないので。それにもうすぐ結婚するんで…」
こいつめんどくせぇ...
あからさまに嫌そうな顔をしてやるのに
気にせず話しかけてくる。