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愛してるからこそ...
第9章 小池の悩み
『そんな小娘のどこがいいんですか?
餓鬼相手にしないでも大人同士楽しみましょう。』
「こ!小娘???
それって私のことですか?」
『他に誰がいるのよ!
ね、結城さん行きましょう?』
げっ、こいつ名前まで調べてやがる。
これじゃ部屋は丸分かりだな。
朱里はプルプルしながら怒りを堪えている。
先にこの女を追いやるのが先か
朱里の怒りを鎮めるのが先か...
「悪いけど名前知ってるって正直言ってキモい。
どこまで調べてんの?ストーカーなら手を打つぞ。」
『名前しか知らないんですよ?
ストーカーなんてとんでもないですよー』
「あの!とりあえずもう話すことは無いので
彼は連れて帰ります。
こんな場所でへんなはなしをしないで。
住人に変に思われるから。
それと!!!!!
私は餓鬼でもない。
あなた何歳か知らないけど
餓鬼って言われる年齢じゃないので!!!」
そりゃそうだ。
この女がいくつか知らないけど朱里は
俺よりも年上の31歳だからな。
『27だけどあんたみたいなガキを相手に出来ないのよ』
朱里の顔がふん。私の勝ちって顔をしている。
そして次の言葉で俺は大爆笑することになる。