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愛してるからこそ...
第9章 小池の悩み
「小池、病院は行ったのか?」
俯き小さな声で答えてくれた。
『はい。ありがとうございます。
昨日行ってもうすぐ...ぅめだそうだす…』
「ん?何ていう病気だったんだ?
療養するならちゃんと申請してしっかり休め。」
『大丈夫です。もうすぐおさまりますから。』
何を言っても休まないの一点張りだった。
すると朱里が正人はホントに女心が分からない!
といきなり怒りだして小池に優しく向き合った。
「愛美ちゃん。彼は知ってるの?」
『まだです...。
忙しそうだし今いろいろ大変みたいで…』
「でもちゃんと話して決断しないと
しんどいのは女性だからね。」
ん?女性だから?
乳がんとかか?!!
「早く治療しないと進行が早いらしいから。」
小池と朱里はポカンとしている。
そしてプッ…ふふふふと笑い始めた。
「何がおかしい?!」
「だって進行だって…
大きさはそれぞれだけどだいたいみんな同じ
速さだと思うんだけど?」
『はい、私もそう思います。』
二人は俺の言っていることが嘘だと言わんばかりに
否定するからスマホをだして
若い方が進行がはやいと書いてあるところを見せた。