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愛してるからこそ...
第10章 2人の新しい愛の巣
『お、朱里来てくれたのか?』
「お父さんお帰りなさい。
ご飯出来てるから早く着替えてきて。」
『浩輔またお前さぼったのか!』
『は?悪戦苦闘してたら朱里が来て作ってくれたんだよ』
まったくもう!とお父さんは部屋へ向かった。
その間に卵を焼いてオムライスを完成させ
こちらもお盆に乗せて準備をする。
お父さんが食べ始める時に
お兄ちゃんがおかわりと言っている。
だからまた同じ大きさのオムライスを作った。
お父さんもバクバク食べてくれるから
作りがいがある。
「色々作っとくからね。」
『助かるよ。ありがとう。
後で買い物のお金渡すから。』
いらないと言っても多分無理矢理バッグに
いれられそうだから素直に受け取った。
2人が食べているあいだに作り置き出来る
おかずを作って炊飯器では豆ご飯を炊いた。
そしてリビングでお父さんとお兄ちゃんと正人が
お酒を飲みながら談話している。
そして正人が本題に入りたいからと
私をリビングへ呼んだ。
「あの、もうすぐ結婚するのにあたって
新居を考えてるんです。」
突然の正人の言葉にお父さんもお兄ちゃんも真剣。
そしてそのまま話を続ける。