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愛してるからこそ...
第1章 祝福の嵐
「株なんてしてたんだ。
でもどうしてそんなことしてたの?」
私は不思議に思う。
だって普通に営業として仕事して
役職もありながら残業だってあるのに
まだ大変なことしてたの…
「どうしてって勉強してて
実践としてやってみたんだ。
仕組みを知れば意外と楽しくてやってたら
ドカンと儲けたから…かな。」
そっか。
「じゃぁ、借金したわけじゃないんだ?」
「当たり前だろ。一円もない!」
「ホントに?」
「……あ。ある。」
あるの??
いつ?どこで?いくら??と質問攻めにすると
「前に朱里に財布忘れた時に昼飯代借りたの
返してないこと思い出した。」
プッ…ふふふ...
「あはは!!!そんなのじゃないよ。」
「今返すよ」
どんだけ真面目なんだろう。
こんな時に思い出した1000円くらい
どうってことないのに。
っていうか今思い出すってことは
忘れてたんじゃん。いらないけどね!
「いい!いらない。そんなの気にしてないから!」
「でも…」
「はー。でもよかった。変なこと考えちゃってて
スッキリした!!
でもみんな祝福してくれてよかった!
正人ありがとう。」
私達はその日のみんなのおめでとうを
二人で喜びあったんだ。