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愛してるからこそ...
第1章 祝福の嵐
ダイニングテーブルで美味しそうに
ご飯を食べる正人を私は微笑ましく見ていた。
自分の作ったご飯を残さずに全て食べる。
そして食べたからと言って洗い物は必ず
綺麗にしてくれる。
私たちはこうして成り立っているのだろう。
って違っーーーう!
聞いておかなきゃ…
「ねー、正人?」
「ん?」
美味しそうに熱々の茶碗蒸しを
食べている正人に問うてみる。
「この婚約指輪買う為に借金したの??」
ブッ!
「あっつ!」
「大丈夫??」
火傷してしまったかもと冷たいお茶を出してあげた。
「何だよ。いきなり変なこと言うなって…熱ッ…」
「だって気になったんだもん。
こんな高い指輪もらって嬉しいけど
借金して結婚するのもあれだし…」
私は少しだけ下を向きながら話をした。
正人はそんな私を見ながら笑いながら言った。
「借金なんかしてない。
それ買うためにちょっと貯金してたし
儲けたからそれで買うことが出来た。」
儲けたって何かしてたの?と聞くと
「株やってただけ。
今スマホでも出来るの。
だからちょこちょこ確認しながら
やってて結構な金額儲けたし買った。」
正人が株をしてることなんて知らなかった。