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愛してるからこそ...
第12章 入籍の日



小池と金田とご飯を食べた翌日から
どうしたの?って思うくらい忙しい。


「おい!原田書類間違ってる。」
「大原お前アポの時間確認したか?!」
「小池これコピー10部頼む。」
「林ー!!!またグローブ違うぞっ!」


あーーーー!どうしてこうも
色んなことを間違ったりやらないのか
俺はおかしくなりそうでイライラしていた。

アイコスを持ち喫煙所へ向かう。
コーヒーも買いたいから小銭を持って
営業部を出たところで朱里とすれ違う。

「お疲れ様でーす。」

くそっ!あの日やりすぎたせいで
あれからあまり話をしてくれない。

必死になって謝ったが
昨日もやってしまい今日は弁当もなく
朝も通勤の途中話をしてくれなかった。

自分がいけないのにイライラしながら
喫煙所に着くとどこかの部の男がいた。


「お疲れ様です。」

『お疲れ様です。誰かと思えば
結城"部長"じゃないですかー』

なんだ?こいつ。
いちいち部長を強調してきやがって。

だからあえて何も言わずに少しだけ笑顔を作って
会釈しておいたがこいつは更に俺の怒りを
倍増させてきやがった。


『大変ですねー。若いのに部長だなんてー』

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