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愛してるからこそ...
第12章 入籍の日



目をウルウルさせながら少し泣きそうな朱里。

「これ...食べていいの?」

「はは。朱里のために作ってもらったんだ。
食えよ。俺のも要るならあげるから。」


朱里は一口食べて、んー濃厚!!と
嬉しそうに美味しそうに食べてくれた。

いつも作るのが朱里だし
俺は料理出来ないしこんなに美味そうに
食ってるの見てるとこっちも嬉しくなる。


そしてケーキが終わりそうなくらいに
支配人がガラスの器に何か花やらを盛り付け
ライトアップしたものを持ってきた。
そして朱里の前に置いてこう言った。


『結城朱里様。
こちら正人様からのプレゼントでございます。
本日の記念にと送りたいそうです。』


さすが一流ホテルだなと思う。
ダイヤが輝くようにキラキラするように
置いてくれているから。


「こ、これ…」

「うん。朱里。
結婚してくれてありがとう。

これから苦労かけることもあるかもしれない。
しんどいこともあるかもしれない。

けどそれも二人で乗り越えたい。
お父さんもお兄さんもいるから。
みんなで幸せになろうな。

朱里今までありがとう。
これからもよろしくお願いします。」


目の前の朱里は涙でぐちゃぐちゃだった。




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